制作の流れ
- 表現する模様を想定し、18Kホワイト・イエロー・ピンクゴールド、シルバーの金属プレートの厚さを0.15~0.2㎜に設定。一枚一枚表裏をヤスリで研磨し、完全脱脂する。
- 金属プレートを積層し電子炉にて拡散接合(※)する。素材ごとに融点の異なる金属を最適なバランスの温度、時間、圧力にて接合することで強度の高い積層金属板が作られる。
※拡散接合:接合材を用いず、金属を溶かすことなく加熱・加圧し、原子の拡散を利用して接合する方法 - リューター(電動切削工具)により一つ一つ手作業で彫刻を施しては加熱とローラーでの伸ばしを繰り返す。場所により彫りの深さを変えることで表面に現れる金属の色を変え、理想通りの木目模様が表現できるよう仕上げる。
- 板厚0.8㎜になるよう慎重に均一に圧力をかけて伸ばし、平面に木目模様を浮かび上がらせる。模様が際立つよう、表面仕上げを行う。